第8回

  • 更新日 : 2018/04/27

さて今回はエイプリルフール企画最終回!最後の大トリを飾るのは冥界の魔女こと闇音さん!

闇音「全く待ちくたびれましたわ。いつお呼びがかかることかと楽しみにしておりました。 第1回に幻魔様が呼ばれたことから薄々察し、第7回になっても呼ばれないことから、 『あぁ私最終回ね』と確信いたしましたので別段驚くこともないですの。」

閻魔「……もしかしてお前この企画の趣旨わかってる?」

闇音「はい。閻魔様が私に仰ったように、私は”閻魔様のストーカー”ですからね。勿論最初からのぞき見させていただいてましたわ。 ご安心下さい。この闇音、決してこの場を凍らせません。」

閻魔「お、おう……?」

幻魔さんと同じくらい関係が深い闇音さん。最終回には最適かもしれませんね!

出会いについて

闇音「私はしっかり覚えてますけど、閻魔様は覚えていらっしゃいます?」

閻魔「めっちゃ覚えてる……。急に浄玻璃の鏡から出てきて自己紹介してきたよな? で、鏡を見たらお前が映ってない、でも生きてるって感じがしなくて『何者だ?』と聞いたら 『何者でしょうね』みたいなこと返してきたっけ……。」

闇音「ちゃんと覚えてくださり光栄。でも自己紹介じゃなくて名前名乗っただけ。そこは間違ってますわ。」

閻魔「それ自己紹介と一緒じゃねーか。」

闇音「違うのですわ!」

閻魔「面倒くせぇ!!
一応、浄玻璃の鏡は非常に強力で本当に判決出すのに困った時の最終手段みたいなものって聞いててさ、 まだまだ十王なりたてだった俺は浄玻璃の鏡信頼してたんだよ。 なのにお前のそのよく分からないネタによって『浄玻璃の鏡は完璧じゃない』って現実をたたきつけられた、ってわけだよ。 今じゃ笑い話にできるけど、当時マジで凹んでたからな?」

闇音「で、浄玻璃の鏡しまっちゃったのね。」

閻魔「だって万能じゃないし使い道ねぇだろ。 あと何気にスペース取るし、鏡の威圧感ヤバいし。『見てますよ』って語り掛けてくるというか……」

闇音「そんなに不用品なら売ってみたら?大層な額つくのではないです?」

閻魔「いやいや私物じゃなくて一応公のものだぞ?売ったらまずいだろ。」

闇音「……!でも、閻魔様が永遠に十王やるのなら実質私物では?
それに、色々と言い訳はできますわ。例えば『存続不可能なまでに経済に困窮』とか、 『魔界に脅された』とか……。あと上手い具合に骨像様あたりに引き取ってもらうとか。」

閻魔「確かに骨像は買いそうだよなぁ……。何億で売れるかな。」

闇音「骨像様、結構しっかりされてますし全財産は出さないでしょうね……。でも総資産の10分の1くらいは余裕でいけると思いますわ。」

閻魔「わかる。てかあいつの総資産いくらなんだ? 魔界イチの富豪一族の当主の資産の10分の1か……。」

闇音「閻魔様の年収の何年分かしらね。」

閻魔「悲しくなるからその話やめようぜ。

闇音「もう骨像様に全部売ったほうが幸せでは……?」

閻魔「やめような!!!!!

冥界について

閻魔「そういえば『冥界見せてやる』って言われ続けて今まで見せてもらったことないんだけど。」

闇音「それ閻魔様が9割悪いですわ。『今見ます?』って聞くと『今はいいや』って返してるじゃないですか。 では、今見てみます?」

閻魔「いや、今はいいや。」

闇音「ほらやっぱり(笑)あまり見る気ないのではなくて?」

閻魔「タイミングが悪いんだよ……っていうか、まぁあまり見る気はないな。 見せてくれるなら見るけど――って感じ。」

闇音「あまり興味ないのですね。」

閻魔「まぁうん。そこまで興味ないな。てかお前も話す気あまりないだろ?」

闇音「え~~~ありますよ~??冥界は何もないところです。以上。」

閻魔「やっぱり話す気なくね?」

知り合いについて

闇音「最初に申し上げた通り、私幻魔様からヴァルガ様までの回全部見てまして。 今までの回を考えるに、次聞かれることは『交友関係』ではなくて?」

閻魔「……そんなに考えてなかったんだよなぁ。ま、話はあるに越したことねぇし別にそれでいいよ。」

闇音「何も考えてなかったんですね……。」

閻魔「やってるほうはそこまで考えてなかった、ってやつだな。
で、闇音と俺の共通の知り合いって言ったら幻魔ととばりくらいじゃね?」

闇音「幻魔様は縁が深いですもの。何回後ろから刺されたことか……。 とばりは私の忠実な手足ですから、勿論関係は深いですわ。」

閻魔「俺はとばりとそこまでの仲なんだよな。幻魔はめちゃくちゃ関係あるけどさ。 てかあまり後ろから刺される関係ってなんだそれ。お前と幻魔って喧嘩友達じゃないの?」

闇音「喧嘩してませんもん。私何もしてないのにいるだけで後ろから刺されてますから、”後ろから刺される関係”。 いること自体が許されないって悲しい悲しい。」

閻魔「ま、まぁ幻魔もそういうところあるけどさ……。
お前も何かしら幻魔にしてるんじゃねぇの?やられたらやられっぱなしの奴じゃないだろ。」

闇音「えっ言ってませんけど……。強いていうなら、 幻魔様が機嫌悪い時とかあるじゃないですか?ああいう時に嫌がらせ半分・面白半分で煽ってみたりとか……、 『イライラしてるときの幻魔様の顔こわーい』とか言ったりとか……、それくらいですわ。」

閻魔「それ幻魔の地雷踏んでるよ……。」

闇音「地雷は踏むもの。持ってるほうが悪いですから。」

地雷は踏むもの。

今後について

閻魔「幻魔のときと同じような流れをお前が望んでると思うので最後はこの話題かな。 今後の俺らってどうなる?」

闇音「幻魔様同様『今後も変わらない』じゃないでしょうか。
閻魔様が死ぬまで私は永遠からかい続ける所存ですもの。嫌われても引っ付きますわ。」

閻魔「お前ずっと俺のストーカーやる気かよ……。別にいいけどさ。 でさ、結局お前って死ねるの?てかお前って生きてるの?死んでるの?」

闇音「閻魔様、それ今言ってしまっていいの?
こういうのは”永遠の謎――”とか、一番最後に『実はね……』みたいに語られるからこそ盛り上がるものでしょう?」

閻魔「俺そこまでこだわりないから言っていいよ。」

闇音「えぇ……ショック。
ま、私は言いませんよ?面白くないので。永遠と『闇音って何者だ?』と悩み続けてろ痴れ者め!ですよ(笑)」

閻魔「あぁ永遠に悩んどくよ!お前みたいな奴裁判で相手したら何日徹夜かわからないし、 永遠に『闇音って何者だ』と悩んでおくほうがマシだからな。死んで地獄に来るんじゃねえぞ。」

闇音「という事は閻魔様私に生きててほしいのですね!?嬉しいですわ。 ってことで今後とも宜しくお願いします。」

閻魔「まぁ時々『こいつ消えてくれないかな』と思うこともあるけど死ぬより生きてるほうがマシかな……。 こちらこそ今後ともよろしく。」

闇音さん、ありがとうございました!
また、今回でエイプリルフール記念企画はおしまいとなります。閲覧ありがとうございました! また会える日まで!

バックナンバー

シェアする