主人公・久海 財二は、ある日の夕暮れ時に神隠しにあう。
神隠しにあった先、人里離れた山間の神社で坂斉 薫という旅人の青年と偶然出会い、
元の居場所・人の住む場所に戻るべく、薫と共に行動をすることとなる。
道中で出会うのは、一族の威信のため宝物を集める少女・いがの、
目的も考えも一切不明な謎の人物・光。
そもそも人里から隔てた地にいた薫は一体何者なのか。
彼らと関わりながら、物語は当初の目的を外れ、少しずつ深遠微妙な世界へと入っていく。